Adobe Fireflyを使いたいカメ
学び続けるウサギ
Adobe Fireflyを使いたいカメ
「Adobe FireflyでAI生成したい」
「アドビファイヤーフライってなにができるんだっけ?」
「商用利用可能なAI生成を使いたい」
上記のような方に役立つ記事になっています。
今回は、AdobeのAdobe FireflyのWeb版にて生成AI機能や、それぞれできることなどをご紹介していきたいと思います。
- テキストから画像生成・・テキスト指示で画像を生成
- テキスト効果・・・・・・文字にテクスチャやスタイルを加える
- 生成塗りつぶし・・・・・ブラシを使ったオブジェクトの削除や生成
- 生成拡張・・・・・・・・画像拡張
- 生成再配色・・・・・・・ベクターアートワークの配色を生成
目次
Adobe Firefly Web版でAI生成する方法
まずはAdobeのAdobe Fireflyを使用するために、Adobe Firefly Web版を開きユーザーガイドラインを見てから同意するをクリックして同意します。
生成AI機能の、「テキストから画像生成」「生成塗りつぶし」「生成拡張」などを順番に行っていきたいと思います。
テキストから画像生成
Adobe Firefly Web版では、TOPページのプロンプト入力欄にテキストを入力し生成をクリックすることで、簡単に画像を生成することができます。
今回は「モフモフのうさぎ」とプロンプト入力欄に指示してみました。
早速、もふもふのうさぎが4匹イラストで生成されました。クオリティ高くてかわいいです笑
こんな感じで自分が想像しているイメージをテキストで入力(プロンプト)することで画像を生成することができます。
こちらはFirefly Image3 Model(プレビュー)なので今の所(2024/6/15現在)まだベータ版ですね。
一般設定のモデルの欄からModelを切り替えることもできます。
旧モデルの「Firefly Image 2」にしてみたいと思います。
めちゃ可愛いうさぎの画像4点が出てきました笑
これはモデル(Model)を変えたから写真が出てきたわけではなく、コンテンツの種類が自動に設定してあるので写真が出てきただけです。
手動で(クリックして)アートに切り替えることもできます。
手動で入力すると「アート」という指示が入力欄に追加されましたね。
可愛いうさぎがイラストに戻りました笑
一般設定から縦横比(アスペクト比)を変えていきたいと思います。
横長のワイドスクリーン(16:9)にしたいと思います。
良い感じになってきてリボンはかわいいのですが、意図していないので少しプロンプトの説明文を長くしたいと思います。
意図通りにうさぎが踊ってくれました笑
Firefly Image3にモデルを戻してみたいと思います。
躍動感があり気に入りました笑
気に入ったのですが、果たして「写真」になるのか試してみたいと思います。
確かに踊っていますね笑
高品質なのでびっくりしました。すごいです…
Adobe Fireflyを使いたいカメ
さらに生成を更新して候補を増やし、色々と試してみると自分が思い描いてるものに近くなってきますね。
左上のものが気に入りました。
画像をダウンロード
画像をホバーするとそれぞれ編集したりできる項目ボタンが出てきます。
ダウンロードしたい場合は右上のダウンロードボタンをクリックします。
「2688 × 1536 px」のJPEG画像がダウンロードされました。
編集の項目ではさらに画像を生成したりAdobe Expressを使用してデザイン作成などもできます。
右下のボタンからは画像をコピーしたり、ライブラリに保存したりすることができます。
Adobe Fireflyでは、その他にも画像のスタイルや構図など編集することもできます。
メニューの各機能
一般設定
一般設定 | |
---|---|
モデル | Firefly Image 3(プレビュー) |
Firefly Image 2 | |
縦横比 | 横(4:3) |
縦(3:4) | |
正方形1:1 | |
ワイドスクリーン(16:9) |
モデルは現状(2024/6/15現在)Firefly Imageの3(プレビュー)と2とが使えます。
プレビューというのは分かりにくいのですがベータ版になります。
※初期の頃は1がありましたが選択できなくなりましたね。
縦横比は正方形(1:1)、横(4:3)、縦(3:4)、ワイドスクリーン(16:9)を選択することができますね。
縦長や横長など必要な画像サイズに生成してくれるので便利で使えます。
コンテンツの種類
コンテンツの種類 | ||
---|---|---|
アート | 写真 | 自動 |
デフォルトで自動になっていますが手動で変えることができますね。
イラスト調なら「アート」画像なら「写真」というふうにイメージしているものを選ぶことができ使い分けできます。
構成
構成 | |
---|---|
参照 | 画像を参照して輪郭と深度を一致させる |
参照を使用して画像を選び輪郭と深度を一致させることができます。
Fireflyのギャラリー画像を参照したり、自分で画像をアップロードして参照させることもできます。
スタイル
スタイル | |||||
---|---|---|---|---|---|
視覚的な適用量 | 全体的な強度を9段階で設定 | ||||
参照 | 参照画像のスタイルを一致させる | ||||
効果 | すべて | 人気 | 流行 | テーマ | |
テクニック | 効果 | マテリアル | コンセプト | ||
カラーとトーン 効果 |
なし | 白黒 | 寒色 | 金色 | 単色 |
落ち着いたカラー | パステルカラー | 調色した画像 | 鮮やかなカラー | 暖色 | |
ライト | なし | バックライト | ドラマチックな照明 | ゴールデンアワー | 強い光 |
長時間露出 | 微光 | 多重露光 | スタジオ照明 | 超現実主義の光 | |
カメラアングル | なし | クローズアップ | ノーリング | 風景写真 | マクロ写真 |
窓越しの撮影 | 浅い被写界深度 | 俯瞰 | あおり | 表面のディテール | |
広角 |
視覚的な適用量をバーで強度を「9段階」ほど調整できます。
強度が弱いと簡素になり強いと精巧なイメージになりますね。
参照を使用して画像を選びスタイルを一致させることができます。
構成の参照と同じく、Fireflyのギャラリー画像を参照したり、自分で画像をアップロードして参照させることもできます。
地味に便利です。
効果はこのカテゴリの中からそれぞれたくさんの雰囲気を選び適用できます。
「バロック」「スチームパンク」「アニメ」「ドット絵」「点描画法」「水彩画」など幅広いです。
効果の種類が豊富で奥が深いですね。
カラーとトーン効果やライト、カメラアングルを変えることもできます。
【Adobe Express】アドビ エクスプレスでのFireflyの使い方【生成AI】
Adobe Fireflyの各モデル
- Adobe Firefly Image 1 Model・・初代モデル
- Adobe Firefly Image 2 Model・・次世代モデル
- Adobe Firefly Image 3 Model・・(ベータ版 / プレビュー)
Firefly Image 2 Model
初代モデルのAdobe Firefly Image 1 Modelに加え次世代モデルのAdobe Firefly Image 2 Modelが正式に2023/11/16に使えるようになりました。
Adobe Firefly Image 2 Modelは人物を被写体に、より高品質な画像を生成できるなど様々なことが改善されています。
Firefly Image 3 Model
現在(2024/6現在)はAdobe Firefly Image 2 ModelとImage 3 Model(ベータ版)が選択でき使用できますね。
※ベータ版でAdobe Firefly Image 3 モデルができるようになり、さらに構成、ディテールのリアル度、雰囲気、ライティングが改善し高品質の画像を生成できるようになりました。
Firefly Image1、2、3とより高品質で使いやすくなっていきますね。
生成塗りつぶし(プレビュー)
次は生成塗りつぶしをクリックしてオブジェクトを生成していきます。
画像をアップロードしていきたいと思います。下の方のサンプルを使用することもできます。
左側の挿入と下の追加が選択されたままブラシでオブジェクトを追加していきます。
塗りつぶした箇所に蝶々を追加したいので、プロンプト入力欄に「飛んでいる蝶々」と入力し生成をクリックします。
蝶々が追加されたので3つの候補から良い感じのものを選びました。
「さらに生成」をクリックし候補を増やすこともできます。
生成する度に候補が出てくるのが便利ですね。
Adobe Fireflyを試してるカメ
生成拡張(プレビュー)
左側の拡張をクリックし、画像の右端の中心を右にドラッグし画像を拡張したいと思います。
好きな大きさのところで生成をクリックします。
ワイドで良い感じの画像になりましたね。
蝶々が右に追加されたので左側の蝶々は消していきたいと思います。
削除を選択し、ブラシで塗りつぶし削除ボタンをクリックします。
無事に左側の蝶々が消えました。
今度はサイズを正方形にしていきたいと思います。
拡張と正方形を選択したまま生成をクリックします。
無事に正方形の画像が出来上がりました。
右上のボタンからダウンロードすることができます。
正方形で「3206 × 3206 px」のPNG画像をダウンロードすることができました。
生成塗りつぶし・生成拡張は、オブジェクトの追加・削除ができ、画像拡張して、調和するコンテンツでシームレスに塗りつぶしができるのが特徴です。
【Photoshop】Adobe Fireflyの使い方【生成拡張・塗りつぶし・画像を生成】
テンプレートを生成
テンプレートはAdobe Expressを使用して作ることができます。
【Adobe Express】アドビ エクスプレスでのFireflyの使い方【生成AI】
テキスト効果
テキスト効果もAdobe Expressを使用して作ることができます。
【Adobe Express】アドビ エクスプレスでのFireflyの使い方【生成AI】
生成再配色
生成再配色はIllustrator(イラストレーター)を使用して作ることができます。
【Illustrator】イラレで簡単・生成再配色を使う方法【Adobe Firefly】
ベクターを生成することもできます。
【Illustrator】イラレでテキストからベクター生成する方法【Adobe】
ギャラリーから画像生成
TOPページのギャラリーからイメージして画像作成することもできます。
ギャラルーから選んだ画像は、すでにプロンプトが入力されているのでここから好きに文言を変更してイメージしている画像を作ることができ便利ですね。
Adobe Fireflyを試してるカメ
Adobe Fireflyとは?
「誰もが自分のアイデアをイメージ通りに表現できるべきだ」
引用元:Adobe
という信念のもと、Adobe(アドビ)が過去40年以上にわたって開発してきたテクノロジーの一環として生まれてきたものです。
上記の信念の通り、Fireflyを使用することで、アイデアを目にみえる形にすることができるようになりますね。
「生成AI」と「テキストプロンプト」を使用してアイデアを実現できます。
具体的には、画像生成とオブジェクトの追加・削除などができるようになります。
日本語入力も対応(100以上の言語対応)していてプロンプト入力も簡単なので使っていて楽しくオススメです。
Adobe Fireflyは商用利用可能
Adobe Firefly(アドビファイヤーフライ)は同社のAdobe Stock、著作権切れコンテンツ、オープンライセンスのコンテンツなどを元に学習し、コンテンツがAI生成されるので安心して商用利用できる仕組みになっています。
※ベータ(Beta)版のものは、製品またはその他の場所で特に指定されていない限り商用利用可能(補償対象外)です。
FireflyはそれぞれAdobeの各アプリの機能に搭載され、現在進行形で開発中のものもあるので今後に期待ですね。
Adobe Fireflyに必要な生成クレジット
生成クレジットは大体「1」必要なのですが各プランによって付与されている量が異なります。
生成クレジットについては下記の記事を参考にしてみてください。
【生成AI】Adobe Fireflyで使う生成クレジット数【料金】
Adobe CCコンプリートプランで使用できる生成AI機能
AdobeのAdobe CCコンプリートプランのアプリで使用できる、生成AI機能として下記の記事にまとめておきました。
【生成AI】Adobe CCコンプリートプランのアプリで使用できるFireflyの機能
それぞれのアプリに生成AI機能が搭載され、さらに便利になりましたね。
Adobe Stockで生成AI
Adobe Stock(素材サイト)でも生成AIが使用できるようになりましたね。
Adobe StockについてはAdobe Stockで画像素材などのアセットを使おうの記事を参考にしてみてください。
【アドビストック】Adobe Stockで画像素材などを使う方法【無料素材もあり】
Adobeのアプリなど続々とアップデートされて生成AI機能でできることが増えていきますね。
それぞれ生成AI機能を試して楽しんで使っていきましょう!
まとめ:Adobe Fireflyでクリエイティブな生成AIを楽しもう!
今回はAdobeのAdobe Firefly(アドビファイヤーフライ)の生成AIについてご紹介してきました。
Adobe Fireflyは、直感でテキストから画像作成や、雰囲気などを変えたり、画像を拡張・削除したりととても便利な生成AI機能です。
気がついたら時間を忘れてずっと作っていることに気がつきました…笑
それだけ夢中になれるくらい楽しい機能だと思います。
さまざまなシーンで大活躍しますので使いこなしていきたいですね。
少しでもアドビの生成AIに興味がある方に参考になりましたら幸いです。
Adobe Fireflyの技術(生成再配色、生成塗りつぶし、生成拡張、テキストで画像作成、テキスト効果など)は生成クレジットとしてカウントされ無料だと25回、Creative Cloudコンプリートプラン(1000回)・単体プラン(25〜500回・アプリによる)によってさらに多く使えたりとします。
生成クレジットは毎月リセットされて、有料ユーザーは上限を超えると基本処理速度が遅くなるだけで、1日の上限数が設定されたり、無料のプランのユーザーの場合は、クレジット追加購入(100回毎に680円)で引き続き使用ができますね。
※2023/11/1まではcreative cloud、AdobeFirefly、Express、Adobe stockの有料サブスクライバーは生成クレジット制限のカウントがされず2023/11/1からクレジット制限が適用されます。